消防団員の方が津波直前に命をかけて現場まで行って手動で防潮堤を設置しなくていいというのです。消防団員さんは使命感が強いので逃げる勇気よりも皆を少しでも守る勇気が優先されますので。良い商品ができたのでは?と思います。
http://datazoo.jp/tv/NHK%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9+%E3%81%8A%E3%81%AF%E3%82%88%E3%81%86%E6%97%A5%E6%9C%AC/776346
(リポート)
津波の力で閉まる防潮堤の扉 開発
津波が来ると自動的に締まる自動防潮堤が、徳島・美波町で試験的に導入された。これは、南海トラフ地震に備える為。この地区に住む住田浩一さんは、普段は公務員をしているが、災害時には、消防団の分団長もしている。津波などから住宅を守る防潮堤の管理も任されている。この防潮堤を閉めることによって、津波を防ぎ住宅への浸入を遅らせることができるが、ここで備えている防潮堤を占めることができる「陸こう」は9つもあり、消防団の団員で手分けしても閉めるのに20分以上かかる。津波が到着すると言われている10分には、間に合わない。
インターネット上を検索すると過去のニュースですが、 京大・日立造船が共同開発という記事が出てきます。この企業と京都大学が共同開発ということでしょうか?
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/list/CK2013052102100007.html
津波や洪水が押し寄せてくると、電気や人の操作がなくても浮力や水圧の力で自動的に閉まる可動式の防水扉を、京都大と日立造船が共同で研究開発した。二十日、大阪市住之江区の日立造船本社で動作デモを公開した。
地震で停電しても動くほか、故障リスクが低い。急激な水位上昇や秒速二五メートルの津波にも対応でき、地下街の出入り口の止水板などとしても使えそうだ。
この防水扉は道路や建物の出入り口など陸上に設置するタイプ。平時は地面に横たわっているが、水が押し寄せてくると、自動的に立ち上がって閉じ、水が引くと元に戻る。強化プラスチックなどの軽くて丈夫な材質で、最大で高さ五メートル、幅十メートルまで製作可能。
デモでは高さ一メートル、幅一・五メートルの防水扉に秒速二メートルの水が勢いよく流れ込むと、五秒ほどで半分が閉まり、約三十秒でゆっくり閉じる様子が公開された。
東日本大震災では、停電で遠隔操作ができなくなった水門や、防潮堤などの開口部からの流水を防ぐ陸こうの閉鎖に関わった約六十人の消防団員が被災。従来の設備は手動で横引きして閉めるタイプが多く、全国(東北三県を除く)には、遠隔操作や自動化が必要とされる水門や陸こうが約一万あるが、6・3%しか実現していないという。
京大の間瀬肇教授(海岸工学)は「浸水してから扉が閉まるので、浸水直前までは避難路として使える。危険な時に人が扉を閉めにいく必要がない」と話す。
日立造船は秋までに発売する予定。価格は扉の面積一平方メートルあたり百五十万~二百万円で、従来の設備より一~二割安くなるという。
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