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2016年7月17日日曜日

ブラックバイトはなぜなくならないのか? 社員の嫉妬、若者つぶしはあるのか?

牛丼チェーン店 すき家(ゼンショー)がまたニュースになっている。
詳細はコチラ。
アルバイトの学生にバイトシフトの強要、学業をより優先させるように発言しているようである。

◆詳細記事
キャリコネニュース2016年07月15日 16:33ブラックバイトのLINEスクショが拡散され大炎上 テストでシフトに入れない学生に「意味がわからない。寝なければいいじゃん」
http://blogos.com/article/183691/



問題は牛丼店のみではない。居酒屋、ファミリーレストラン、コンビニエンスストアなども同様である。

この手のニュースを見ていると、アルバイトを雇用する側の企業。その企業で正規職員として働く店長、副店長レベルの人間の悲惨さも見えてくる。

店長や副店長も学生時代にこのように学業を犠牲にバイトをしてしまったのである。大学を留年することや中途退学を経験した者もいる。そしてそのまま飲食店業界に引きこまれていくである。もちろん20歳代の若いころはよい。働く楽しさもある。
しかし30歳代になると次第に
「なんでこんな同じ内容の仕事をしているのだろう?」
「お客さんに自分と同じ年代の人がくるけど、お金を稼いでいそう、幸せそう。交際相手と来ている。羨ましい」
「自分はなんでこんな安い給与で休みなしで働くのか?」

こんな感じに嫉妬するようになってくるのである。
飲食店業界の正社員はこうやってどうしようもない感情をためこんでいく。

しかし、お客様にその感情をぶつけることはできない。
苦情でも入って、ペナルティでそもそも少ない給与を減らされても困るのだ。

となると、自分より若い18歳くらいの若い大学生をターゲットにするわけです。
一人暮らしを大学入学ではじめた学生に世の中の仕組みはわかりません。
「みんなやっているよ」
「それでも大人としての責任あるの? あなたのせいで迷惑しているよ」
こんなことを言われてしまえば信じてしまいます。



自分も若い頃にバイトや飲食店業界で人生をムダにしてしまい、もはやその仕事にしがみつくしかない店長、副店長は若いバイトの未来を潰して自分の負の感情を抑えているのです。




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